日本酒について

日本酒の現状

近年、ビール、ワイン、チューハイ、リキュール、などの様々な酒類が市場に浸透するほか、若者や若者を対象とした低アルコールの商品が増え、若者の日本酒離れが起きるなど日本酒を取り巻く環境は大きく変化しています。また、能登地域では過疎や高齢化の進行により農家や酒造りを担う人材が減少し、耕作放棄地の増加や産業の衰退といった問題が深刻化しています。

日本が誇る日本酒文化

日本で古くから親しまれている日本酒は、近年ではその伝統的な酒造りの技術や文化の面でも認められ、日本が誇る文化として令和3年12月2日に国の無形文化財に登録されています。また、海外での注目度も高まっており、近年は、日本酒輸出額が最高額を更新し続けるほか、海外でも酒蔵が誕生するなど目覚ましい発展を続けています。

伝統的酒造りの登録無形文化財への登録について – 文化庁広報誌 ぶんかる (bunka.go.jp)

能登と日本酒

能登地域にはN-Projectの協力企業である数馬酒造をはじめ、数多くの酒蔵が存在します。また、全国的にも有名な「能登杜氏」は奥能登から全国各地の酒蔵へ赴き酒を醸す杜氏集団であり、何百年もの間受け継がれてきた技術で日本酒の発展に寄与してきました。

伝統ある酒造りの技術と能登や自然が生み出す美味しい水といった要素に裏打ちされた能登の美味しい日本酒にはファンも多く存在します。

日本酒の課題

国内の日本酒消費量は昭和50年頃から減少傾向が続いており、ピークと比べて7割近く減少しています。その原因としては、ビールやリキュールといった他の酒類の台頭や若者の日本酒消費量の減少などが挙げられます。

また、産業としては、高齢化に伴う蔵の人手不足や労働問題、雇用問題に関しても度々議論がなされています。

N-Projectでは、学生がコンセプトやデザインから日本酒をプロデュースし販売する活動を始めとして、日本酒の魅力を若者に伝え、日本酒文化を盛り上げていくためには何が必要なのか?という問に対し、学生ならではの視点から様々な取り組みを行っています。

日本酒造組合中央会 (japansake.or.jp)

 

日本酒ができるまでの説明ページ→https://n-project.site/?page_id=703&preview=true