農業について

米作り

能登における米づくりは、弥生時代中期前半頃(紀元前1世紀)から、邑知潟(羽咋市)といった湿地帯などで盛んに行われてきました。能登半島に多くある棚田やため池は、土地や水を確保するための先祖の知恵です。平野部が少なく農地が狭小であるため、農業だけでなく、漁業、林業、杜氏などの生業(なりわい)も兼ねる(半農半X)農家が多かったのが特徴です。

世界農業遺産 能登里山里海 HPより https://noto-satoyama.com/story2.html

 

ゆめうららのお米について

数馬酒造で作られている日本酒は株式会社ゆめうららで作られたお米を使っています。ゆめうららは、水田の安全性や豊かさを証明する米、食味鑑定士協会から「環境特A地区」の認定を受けた水田で、化学肥料や農薬を極力使わない、こだわりの米を栽培しています。また植物を育てる上で、最も大切である水の鑑定や、昆虫・魚類・鳥類などの観察記録を経て、水田の安全性と、豊かさが証明されました。

 

田植えと稲刈り

N-projectで使用する酒米は、端麗ですっきりとした味わいに仕上がりやすい、百万石乃白を使用している。日本酒に使われる米は一般に食べられる米よりも粒が大きく、穂高が高いため、高度な栽培技術が必要になります。そこで私たちは株式会社ゆめうららの裏社長の指導の下、田植えや稲刈り体験を通して酒米に適した米作りのノウハウを学ぶとともに、農業の重労働や地域が抱える課題を開館しています。

田植え
田植え
稲刈り
稲刈り